fc2ブログ

Archive

 2006年10月 

『彩雲国物語 2 黄金の約束』 

『彩雲国に暑い夏がやってきた。朝廷の諸官は夏バテと超過勤務で次々とダウン。人手不足を補う為、貧乏街道爆走中の名門紅家のお嬢様・秀麗に助っ人要因のお呼びがかかる。だが外朝は女人禁制、それに春先に求愛を蹴って後宮を辞した手前、場内をウロウロして王様にばったり会ってしまうのもマズイ。仕方なく変装(!?)し、こっそり仕事を始めた秀麗だったが---。絶好調・極彩色ファンタジー、待ってましたの第2弾!』

角川ビーンズ文庫で売れている彩雲国物語の第2巻。1巻よりも面白かったです。作者が1巻完結と考えていた作品にしてはちゃんとまとまっていました。ちょっと先を見せすぎな面もある気がしますが、まぁ軽い読み物と言うことを考えればそれもいいでしょう(^^ゝ
女の子向けだけあって、ヒロインもてすぎです(笑) それでも恋愛一辺倒になっていないのはほめるべきかと(笑)

スポンサーサイト



『導きの星 1 目覚めの大地』 /小川一水 

『銀河に進出して数多くの異星人と邂逅した地球は、文明の遅れた彼らを宇宙航行種族にすべく<外文明支援省>を設立。<外文明監察官>を派遣して、秘密裏に援助を開始した。だが、若き監察官・辻本司と三人の美少女アンドロイドが発見した「スワリス」との意外な接触(と失敗)がやがて銀河全体を波乱へと巻き込んでいく…。期待の若手SF作家が描く、ハートフル・ファーストコンタクトSF!第一巻は「炎」の発明と大航海時代。』

SFと言えば、OEDIPAの中ではこの人無しでは語れません。小川一水は「まずは一報ポプラパレスより」でJ-NovelsからデビューしたSF作家です。この人を語ろうしてもとOEDIPAには語りきれません。正統派のSFを読む人でこの人を知らない人はいないでしょう。ハルキ文庫と言うマイナーな文庫(角川なんだけど(笑))からでている、この「導きの星」も随分前に買っていたのですがもったいなくて読めずにいました(笑)昨日から読み始めて今朝読み終わったのですが、やっぱり凄い人です。あっという間に物語の中に引き込まれました。全4巻で終了していますので順次読んでいく予定です。ライトノベルではない正統派のSFを読みたい人は、小川一水を探しに走ってください!(笑) ただし、この人はSFだけでなく意外な職業をネタにした小説も良く書きますので、ちゃんとあらすじを読んでから買うことをオススメします(^^ゝ まぁ、たまに俺はあらすじは読まないという人もいますのでなんともいえませんが(苦笑)
MF文庫から「ファイナルシーカー レスキューウイングス」と言うライトノベルも出ています。MF文庫さんなかなか先見の明がありますな( ̄ー ̄)ニヤリ

『死が二人を分かつまで 1~3』 /原作 たかしげ宙/絵 DOUBLE-S 

『あらゆる物質を切り裂く日本刀を駆使する盲目の男・土方護。巨大企業の陰謀に巻き込まれ、彼に助けを求めるものがあった。遠山遥、的中率90パーセント超の予知能力を持つ少女。彼女が告げた依頼期間は、「死が二人を分かつまで」------。(1巻より)』

思いっきりアクションものです。内容は上記の通り。面白いかと言われれば、それなりに面白いです。甘えがないのが特徴でしょうか。的中率90%と言うことで、「知っていても避けられない」事態と言うものもあると言うかなり現実的な設定です。たかしげ宙ってどこかで聞いたことのある名前だと思ったら「スプリガン」の原作者だったんですねぇ(・・ゝ まぁ、そういうわけで現在のところは少しオススメですが、この漫画で10巻を超えたらお勧めかも(謎)

『天使の卵』 /村山 由佳 

以前、恋愛小説の方で書いた「ヘブンリィ・ブルー」でも紹介した「天使の卵」。その映画をついに見てきました。(^^ゝ
何と言うか、原作よりも「ヘブンリィ・ブルー」の方に似ていました。「ヘブンリィ・ブルー」は天使の卵から12年後ですが、映画は4年後の回想といった感じ。歩太が小説よりも幼く見えたのと「天使の卵」がイヤリングではなく偽卵だったのが大きな違いでしょうか。春妃が倒れてからの夏姫の行動もかなり違いましたし、終わり方もかなり違ったのでちょっと残念なところもありました。原作を知るOEDIPAとしては、ラストは歩太が春妃の家のドアを毛糸の靴下を握り締めて出て行く…と言うところで終わって欲しかったです。やはり哀しいドラマは哀しいままの結末なのがいいとOEDIPAは思います。原作を変えて「ああ、よかったね」的な終わり方はイマイチかと。
ドラマの方の「天使の梯子」を見た友人もどうもイマイチと言っていたところを見ると似たような感じなのかもしれません。
村山由佳のファンだけに少し残念です。「Fermata in blue」も映画化の話が微妙にありましたがどうなったんでしょう?村山作品では「すべての雲は銀の…」と一位二位を争うほど好きな作品ですので映画化するのであれば美しく映画化して欲しいものです。ちなみに「Felmata in blue」の曲には、「YOYO-MA plays ENNIO MORRICONE」の中の曲を当てて欲しいと望んでいるあたしゃです。「Gabriel's Oboe」等、すべて他の映画の曲ですが、このCDを聴いたときはものすごく感動しました。
でもなぁ…映画化するなら「野生の風」の方が簡単な気がするんだけどなぁ…(・・?

「おいしいコーヒーのいれ方」(村山由佳)
「YUKA BLUE」(村山由佳)

『狼と香辛料 Ⅱ』 /支倉 凍砂 

『狼神ホロとの二人旅を続けることを決めた行商人ロレンス。港町パッツィオでの銀貨騒動で儲けた上等な故障を武器に交換し、異教徒の地への玄関口、北の教会都市リュビンハイゲンで大きな商売を仕掛けた。しかし思いもかけない謀略に嵌ってしまう。賢狼を自称するホロでも解決策はすぐに見つからず、時と運にも見放されたロレンスは、商人生命を立たれてしまうほどの窮地に。
 何とか秘策を思いついた二人は、リュビンハイゲンへ向かう途中で出会った羊飼いの少女にある任務を託すのだが…。
 第12回電撃小説大賞<銀賞>受賞作第2弾。』

この小説、絵と文体があまり好きではないのですが、悔しいことに(?)面白いんです。(--; アクションあり、裏切りあり、シリアスありと決してほのぼのだけではないはずなんですが、全体の雰囲気がとてもほのぼのしたように感じるのはあたしゃだけでしょうか…(笑)
しかも2作目にしてホロが色気づいてます。御年数百歳と言う狼神のホロがロレンスの言葉に一喜一憂するのは読んでいてかなり微笑ましいです。3巻がもう出ているので早く読みたいところです。(^^ゝ

『ショショリカ 8』 / 上杉 匠 

ついにシアの秘密が明らかに!って想像通りだったんですが(笑)
ただ、あんなに暗い話は予想外(><)なんかダークになりますわ(--;

って事で、「ショショリカ」です。
聞いたこともない人が大半だと思いますが、GANGAN WINGコミックらしいです。マイナーです(笑)
ショショリカとは食品処理特殊科の略です。つまりは料理漫画?と思った人!甘いです(--)ギャグ漫画です!<マテ
主人公は食べ物を食べるとポエミーになります(笑)ちなみに極度の潔癖症で、アルコール消毒して手袋しないと何にも触れません(笑)
そこへ潔癖症になった原因となる女の子が現れ…。と言った感じの始まり方です。(^^ゝ 大いにオススメ!

『ながされて藍蘭島 9』 /藤代 健 

いいのか?と思わなくもないですが、アニメ化決定!だそうです(笑) この露出ありまくりな少年漫画がアニメ化。PTAが怒りそうですなぁ(爆)
この漫画、あたしゃは1巻が出た時から買ってます。(・・ゝ ベタな設定の漫画って結構好きだったり(笑) 簡単に言うと、家出した男の子が船から落ちて嵐にあって流された先が明治時代に無人島に流れ着いた人々の子孫の棲む島。そこは動物が話をしたり、不細工な魚がつれたり、でかすぎる野菜が取れたりする変な島。しかも女ばかりと言う設定。もちろん女ばかりなので主人公争奪合戦が繰り広げられると言う、まぁハーレム状態? でまぁ、ギャグのようなお話が延々と繰り広げられると言う…(笑) まぁ、一読の価値あり。好き嫌いは分かれるかも。

『ジャストボイルド・オ’クロック』 /うえお久光 

『いつかの未来。人類が脳に「珪素脳」を持ち、「家電」と共生している世界。
 過去の事件のせいで「裏切り者」と呼ばれる探偵ジュードと相棒家電の黒猫アル。お金はないけれど、今日もそれなりに、何とかやっている彼らは、とある理由から、人探しの依頼を受けることに。探す相手は世界的に有名なウィルスデザイナーのゴービー博士。しかし、博士はすでに数年前に死んでいるはずで…。
 ハードボイルドでなく、"ジャストボイルド”な二人の活躍を描く、不思議な未来のSF探偵アクション。
 「悪魔のミカタ」「シフト」のうえお久光が満を持して贈る最新作、華麗に登場!』

うえお久光の新作。この人の小説は好きなんですが、この小説は色々と突っ込みどころが満載でした。(--; 全体としてはそれなりに面白いとは思います。家電や珪素脳の発想も面白いと思いました。ただ、ちょっとこれはあんまりじゃないですか?(--;

 1.導入部分が入り込みにくい。
   最初読んでて100ページくらいは何がなんだかわからなかった。
 2.話を端折りすぎ。
   なんか出てこないまま終わっている事柄がかなりあります。
 3.ジュードとケンドーの戦いの部分が完全にないのはどーかと…
 4.主人公がモテると言う割りに色事がまったくない。

…まだまだありますが、要するに内容が薄い?どう考えても、この設定を使いこなせてない感じがします。風呂敷はでかいけど中身スカスカ…みたいな。どうせなら最初からシリーズにするつもりで書いた方がよかったのではないかと。
実は、買ったはいいけどまだ「シフト」を読んでいないので、ちょっぴり心配…(苦笑)<そんなんばっかだな

『二四〇九階の彼女』 /西村 悠 

『無数の階層が連なる【塔】のかたちをした世界。各階層は神の代行機械であるアントポシュカによって管理されていた。しかし管理する階層に住む人間が【幸せ】に暮らせる世界を作る、という命題を与えられ階層世界を運営してきたアントロポシュカたちは、永い時間を経て、その多きに狂いを生じていって…。
 【幸せ】に狂った世界を、少年・サドリは相棒のカエルとともに海を目指して塔を降りてゆく。かつて交わした「彼女」とのただひとつの約束を果たす為に。
 優しくて残酷な、神様と世界のお話。』

最後の『二四〇九階彼女』以外は、良くわからないけど残酷と言った感じのお話でした(^^ゝ 『二四〇九階の彼女』は寂しくて哀しいお話でした(T-T) でも、結構王道なお話です。悪くはないけど良くもなし。多少、だからなんだ的な部分やわけわかんねぇよ的な部分もありましたが、概ね作者の意図した内容は伝わってきました。まぁ、要するに狂った人工神様の作った世界に住む狂った人たちのお話だ~に(ちょ…マテ…(苦笑)) なぜカエルなのかは不明だ(謎)

『世界は悪魔で満ちている』 /相原あきら 

『中学生のマコト君がトイレの個室のドアを開けてみれば、そこにいたのはなぜか女の子。しかも向こうを向いてスカートをたくし上げて、パンツ丸見えの状態である!
 ギョッとしたのもつかの間、その女の子---クラスメイトのイシダ・サヤにはとんでもない秘密があり、その秘密を知った"健全な男子中学生"マコト君は…!
 脅迫から始まる抱腹絶倒のラブコメディ、登場!!』

え~っと…設定が生かしきれていないんじゃないかと(--;これなら別にヒロインが悪魔である必要はほとんど無いし、マコトがあそこまで淡白な理由も良くわからない。題名を見たときからイマイチそうとは思っていたが、正直つまらなかった。

『9 TAILS ---ナイン・テイルズ 刻の終わりに---』 /南房秀久 

『かくて刻の果てにて
 王たる調停者と選ばれし破壊者は見え
 永遠の聖巫女の前にて世界の運命を決す
   ---聖巫女ヘルミントルーダの予言

 イーファの苦しみを終わらせたい。不死者である彼女は、やがて人の姿を失い化け物になる。永遠にそのまま生き続けることになる。
 それならば。
 終わりのない苦しみから、少女の魂を救う為には---
 世界そのものを無に帰す。
 破壊を滅ぼす者、<破壊者>である事を受け入れたサキ。<破壊者>と<調停者>の戦いの刻が近づいていた。
 戦乱群像劇、最終決戦!』

残念です…(T-T) イーファとサキが結ばれるシーンがない…。
いきなりのネタバレ御免ですが(笑)、残念でなりません(__;
結局予想通りというか、イーファが救われてないですが、イーファ自身が選んだことなので…やっぱ納得いかない(苦笑)

色々とこの本の書評を見てまわったんですが…あんまり評価良くないのね(--)まぁ、あたしゃは良かったからいいかぁ~♪(爆)

『9 TAILS Ⅱ---ナイン・テイルズ 聖巫女の予言---』 /南房秀久 

『闇隊士の少女イーファは、震える指でゆっくりと薄絹の止め紐を解いた。
(サキ…綺麗な体のうちに、もう一度だけ会いたかった)
 薄明かりの中、男---隣国の大使---が息を荒くする。汗ばんだ手が、少女の着衣を剥ぎ取り、その肌に指を這わせる。
(サキ…サキ…サキ…)
ぎゅっと目を閉じ、少年の名を呼び続ける少女。
 同じ頃、九尾の猫の隊長アランは、元巫女の少女リネットを質していた。
「お前はやはり、私に"破壊者"であるサキを殺せと命じるのか?」 
 怪しさを増す戦乱群像劇。第二弾登場!』

勿体無くて今まで読めなかったナイン・テイルズの2巻です。OEDIPAはイーファとサキの行く末がとてもとてもとても気になっていたんですが、あえて読まないことで楽しみの倍増を図っていました(笑)この小説はどうにもファンタジー要素よりも恋の行方が気になる方で、1巻を除くと大して詳細な戦闘シーンなどはありません。この二巻はまた都築が気になるところで終わらせてくれました(><)
ただ、1巻でも思いましたが、かなりエロ痛いです。何と言うか、現実のやるせなさや、苦しみ等を感じます。だってヒロインが娼婦見習いですよ?(--; サキの同僚の彼女も娼婦ですよ? しかも闇隊士の仕事の一環と言う事で情報収集の面もあるためやめるにやめれない…。
イーファとサキには幸せになってもらいたいものです。

『半分の月がのぼる空 another side of the moon-last quarter』 /橋本紡 

『山上祭二日目。秘密のオークション会場では、女子の写真の競りが白熱していた。特設リンクでは伝説のマスクマン、スペル・ソラールが華麗な技を繰り出していた。そして、体育館の舞台では、演劇部長に急遽スカウトされた里香が、ヒロインとして舞台に立とうとしていた。夏目、亜希子も駆けつけて、いよいよ緞帳が上がろうとしたとき、謎の乱入者が現れ---!?
 書き下ろし番外編『雨 fandango』の後編に、『dragonfly』『市立若葉病院猥画騒動顛末記』『as the summer gose by』の番外編三篇を加えた『半月』短編集第2弾。大人気シリーズ、最終巻!』

と言う事で、ついに最終巻です。
まず一言。ここのブログでも言っている通り、編集者、馬鹿ですか?(--;
まさしく、『雨 fandango』を最後に持ってこなくてどうするよの世界です。OEDIPAの中ではあの話を読んだ時点でこの本は終了しました(笑) ラストとしてふさわしいのは『雨 fandango』です。
まぁ、この小説に関しては傑作なのが周知の事実なので、ドラマとイラストの方をば。どうやらYahoo動画で今年の年末まで全話無料配信しているみたいです。それと、イラストレータの山本ケイジのHPはこちら。興味があったらどちらも覗いてみてください。(^^ゝ

たまには宣伝しておきましょう(笑)
このブログのリンクから「あたしゃのお酒」と言う、もうひとつのOEDIPAのブログに跳べます。こちらはお酒がメインですが、適当に覗いてみてください。日本酒とワインと焼酎かなぁ?焼酎はあまり好きではありませんが…。

『半分の月がのぼる空 7 another side of the moon-first quarter』 /橋本紡 

『秋。里香にとって初めての文化祭---山上祭。裕一はまったくやる気がなく、だらけにだらけていた。だが、山西に無理やり引っ張られていった視聴覚室では『古典ロシア映画上映会』なるものが始まろうとしていてそれはつまり先生にバレたら停学もののいわゆるエ○ビデオ鑑賞会でそこに先生が突入してきて…。
 一方里香は、みゆきと共に演劇部の練習を見学していた。そこで部長の柿崎に、ある目的で声をかけられ---。
 書き下ろし番外編「雨 fandango」の前編に、「気持ちの置き場」「君は猫缶を食えるかい?」「金色の思い出」の番外編三篇を加えた『半月』短編集第一弾。』

この本を読むたびに橋本紡は凄いと思います。この人にはファンタジーよりも普通の恋愛小説を書いて欲しいと、たまに思います。実写ドラマ化されたこの「半分の月がのぼる空」はある意味ライトノベルとしては破格の扱いだったのではないでしょうか。ラノベがドラマ化ですよ?漫画がドラマ化するより凄いと思います。昔、このブログではなく今でも残っているHPで、同じようなことを描いた記憶があります。
次巻がラスト。これから読んでしまおうかと思っています♪

『鋼殻のレギオスⅣ コンフィデンシャル・コール』 /雨木シュウスケ 

『二人は出会った。それはあらかじめ決められていたことかのように---。
「ヴォルフシュテイン、この程度か?」
 少年はささやくように言う。
「サリンバン教導傭兵団…」
 剄の力を加速的に飛躍させる違法酒密輸事件を捜査していたツェルニ都市警察とレイフォンは、偽造学生証を保持した集団に遭遇する。
 その中に、少年---ハイアがいた。
 グレンダンが誇る最強の傭兵集団の三代目団長であると言う彼がなぜここに?
 さらに違法酒捜査の手はツェルニの生徒にまで及び、それがいくつもの運命のいたずらを引き起こすことになる…。
 最強学園ファンタジー、第四弾!』

ついに動き始めたリーリン!(マテ) 真のヒロインの座を奪い返すことができるのかっ!?(だからマテ)このところフェリが積極的になり一歩リードしているかのように見えますがミィフィとニーナはそれに対抗できるのか?!(コラ)やはり最後は、「ニーナ V.S リーリン」となってフェリとミィフィが涙を飲むのか…こうご期待!(--;)

…。え~、ちょっと暴走してみました(笑)そんなこんなで鋼殻のレギオス4巻です。今回はシャーニッドの元同僚とレイフォンの昔話。さらに強くなりそうなレイフォン。をいをい、なんかどこぞの格闘漫画のような展開になりつつあるぞ?主人公だけでなく、色んな登場人物の心の中の葛藤が鮮明に描き出されていて、かなりのオススメです。この1年で4巻という、新しいシリーズの部類に入りますが、昔から続いているものを除けば、最近ではかなりヒット。富士見書房さん、もうちょっと面白い小説を選ぶ努力をしてください(苦笑)。電撃文庫さんほど節操なくなれとは言いませんから(爆) 昨今、面白い小説ほど先が続かなくなっているような気がします。これは作者のせいなのか出版社のせいなのか…嘆かわしいばかりです…。

『ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭~Chocolate int he cage』 /御影 

『演劇部の一年生、チョコは、今度の文化祭で演じる芝居『トイボックス』の主役に抜擢され、その練習に余念がない。そんなある日、リハーサル中の舞台にかかってくるはずのない電話がかかってくる。成り行きで犯人探しをする羽目になるチョコ。すると、このいたずら電話をきっかけに5年前の行方不明事件や不可解な事故など、『トイボックス』にまつわる謎が次から次へと出てきて…。
 文化祭前の独特の雰囲気につつまれた学園を舞台に、キュートなヒロイン達がてんこ盛りも学園ミステリーが登場!』

作者の御影はゲームシナリオライターらしいですが、小説もゲームのノリで書いているのでしょうか。正直、犯人探しで終わっておけばよかったんじゃないかと思うOEDIPAです。読んでいて続きが気にならない小説というのは面白くありません。意外性が多すぎても面白くないのです。この小説はその典型かと。ゲームならそれも許されるんでしょうが…。簡単に言えば、読みにくい。全体の構成が読みにくいです。

『ヘブンリィ・ブルー 「天使の卵」アナザーストーリー』 /村山由佳 

「19歳の歩太と27歳の春妃の切なく激しい恋を描いた『天使の卵』から12年。そして『天使の梯子』から2年。29歳の妹・夏姫が回想するエモーショナルな懺悔。哀しくて、エロティックな青春の詩。」

ちょうど今日、『天使の卵』が映画化されました。小説が初めて出版されてから10年以上経ってからの映画化に、初期の頃からの村山ファンであるあたしゃは感動に心を震わせています。(笑) 明日から『天使の梯子』もドラマ化されるそうです。ぜひとも見てみてください(^^)/ あたしゃはテレビを見ない子なのでおそらく見ませんが、かなり興味はあります。
さて、話を戻しましょう。
村山由佳の処女作にして、恋愛小説の頂点の1つとすらあたしゃは思っている「天使の卵」。「ヘブンリィ・ブルー」は、ヒロイン春妃の妹・夏姫がそれを回想するお話です。夏姫から見た「天使の卵」時代と、「天使の卵」のその後の歩太と夏姫…。「天使の梯子」でも触れていた箇所ですが、ドラマは続いていたと言う感じでした。夏姫は随分いい女性になったものです。

最後に、この本で一番印象に残った台詞を…。
10年たった今でも、どれだけ歩太が春妃を思っているかが偲ばれる台詞でした。

「描いてるよ。俺の中では、何もかもみんな春妃につながってる。とくに桜を描く時なんか、春妃そのものを描くつもりで描いてる。空を描こうが、森を描こうが---同じなんだよ。この世にあるものはみんな、ほんとうは同じものなんだ。人物なんていう表面的な形にこだわってんのは、お前だけだよ」

※ちなみに本当の天使の梯子天使の卵

『華麗なる食卓 22』 /ふなつ一輝 

ついに北インドの皇帝・アシム・クマール・デバブラタと対決!
羊の肉を使ったカレー対決は、マキトはサウスダン種の生マトン、皇帝はソルトブッシュ・ホゲットを使い…。

よくもまぁ、カレーの話で22巻も続いているものだと感心しますが(笑)、やっぱり面白いので良しとしましょう(^^ゝ この本を読んでいるとカレーを食べたくなるんだよなぁ~っと、こないだの木曜日に出張した際、名古屋のCoCo・壱でカレーを食べてきました(笑) 牡蠣フライカレー・・・おいしかったわぁ~♪ 野菜がもっと入っているとうまいんだけどねぇ。チェーンだから仕方ないか(爆)
って、話がずれましたが、この漫画シリアスとギャグが入り混じり、すっごく面白いです。(><)/ 一応、レシピなんかも載ってるんですが、結構本格的なんで材料そろえるのがむずかしい・・・(苦笑) オススメです。 こんなHPも…

ちなみにあたしゃは横浜のカレー博物館では、伽哩本舗の焼きカレーが一番好きですが、パク森もおいしいという人が多いです。二つとも殿堂入りしている通り、マジで旨い(><)/ 是非一度いってみてください。色々まわれるように小さいものも用意してあります。

『ブリザードアクセル 7』 /鈴木 央 

『二人の夢をかなえるために、例え相手をどんなに傷つけようと、それを恐れないと約束しあった吹雪と六花……。迎えたペアのトーナメント戦で、吹雪と六花はどんな『トゥーランドット』を見せるのか?ペアの試合に本格突入する第7巻!』

相変わらず面白いです(^^) 1~2巻はちょっと面白くないですが、その後は結構面白いままずっと来ています(^^ゝ 「ライジング・インパクト」の頃からこの作者は注目していましたが、ライジング・インパクトは一時中断されたという話を聞きました。あれも面白かったんだけどなぁ…(・・ゝ

『銀盤カレイドスコープ Vol.4 リトルプログラム:Big sister but sister』 

『はじめまして。私の名前は桜野ヨーコ、12歳。高島コーチ夫妻及び姉である桜野タズサと同居中。スピンが得意で、将来有望な、ノービスクラスのフィギュアスケーターのはずなんだけど……実は一度も優勝した事がない。ライバルの神尾来夢との力の差は歴然としているのに、マスコミの注目度だけはトップクラス! これでは全然お話にならない……あの"偉大なるバカ姉貴"の妹である以上---。』

銀盤カレイドスコープも4冊目読了。まさか一冊妹の話だとは思いませんでした(^^; いい意味で裏切られたかも。偉大な家族を持つとコンプレックスになりますと言う、王道なお話でしたが、綺麗な感じにまとめられていて良かったです。ちなみにタズサは完全な脇役なので(美味しいところはさらっていきましたが…(笑))悪しからず。

『銀盤カレイドスコープ Vol.3 ペア・プログラム:So shy too-too princess』 

『えっ? 孤高のプリンセスフィギュア・桜野タズサがペア転向? 私が生身の♂(ボーヤ、二枚目)と!? あ、ありえない! 誰がそんなバカなことを……って、言いだしっぺはこの私。理由はさておき、私に不可能はない…なんてタカをくくってたんだけど、いざ蓋を開けてみたら、怖いわ難しいわ照れくさいわ……しかも、あの女のせいで引くに引けなくなっちゃって---もう、パニック寸前!! どうすればいいのっ!?』

ってことで、銀盤カレイドスコープの3巻。以前にも書いたとおり、どこぞのブログではあまり良いことを書いてなかったんですが、1巻あたりのノリと変わらないのでは…(・・? でもまぁ、確かに2巻に比べれば劣ります。と言うか、設定に無理がないか?このヒロインが恋ってのは…(笑) あたしゃ、登場人物ではリアがお気に入り(笑) 

『空ノ鐘の響く惑星で ⑫』 /渡瀬草一郎 

『ラトロアの議員達との会談に臨んだフェリオとウルク。元首・ジェラルドとの論戦は、他の議員達を巻き込んで白熱し、やがてラトロアの暗部を暴きだすに至る。しかし紛糾する議論の裏側では、そのとき、メビウスたちの手によって、、一つの異変が起こされつつあった。
 突如、首都ラボラトリに現れた漆黒の空間---死の神霊を奉る六番目の神殿、"終末の黒い神殿"。古の書に記されたその忌まわしき存在は、この星の命運をかけた最後の戦いへと、フェリオ達をいざなう---!
 シリーズ最大のボリュームで贈る最終巻!!』

と言う事で、グランドフィナーレ!(><)/ 3年もの長きにわたって全12巻を書き上げた作者に感謝と労いを~~~!(((\(>ω<)/))) つうことで、空ノ鐘12巻を読了いたしました。密かに期待していた「ウルク&フェリオ」V.S「ジェラルド」の論戦。十分に堪能させていただきました(^^ゝ そして、なるべくしてと言うか、これしかないだろなと言う、ある意味最初から決まっていた三角関係の結末(笑) 最後の最後をシアで締めくくるかぁ~と作者の手法に感心しつつ、やっぱり空ノ鐘は面白かったです(^^)b
何と言ってもOEDIPAのお気に入りはウルクです♪ 最初はリセリナ派でしたが、健気なウルクに惚れました(笑) ほとんど何もかもハッピーエンドで終わっているのが気にはなりますが、悲劇よりハッピーエンドを望む声の方が多いでしょうから、まぁよいかと(笑)
間違いなく面白いとオススメします。
作者のHPはこちら♪

『滅びのマヤウェル 1,2』 /岡崎 裕信 

『滅びのマヤウェル その仮面をはずして』

『倉持ユーキには誰にもいえない秘密があった。だが、のっぺらぼうを自称する美少女・真綾にそれを知られてしまい二人は同居する事になる。彼女との奇妙だが平穏な日々の中、ユーキは皆に秘密を打ち明ける決心をするが…。黒い影が街中にあふれ、人々の心が変わり始める。少女のまっすぐな思いはすべてを巻き込んでしまう。伝説の黒魚があふれ戦場と化す学園でユーキはすべてを救えるのか!?』

白状します。西E田さんのイラストに引かれて買いました(笑) でも、十分面白かったかと。読んでいくと実は結構暗い話が多かったり、シリアスだったりと楽しめました。学園ファンタジーものですが、結構綿密に考えられているらしく、世界観にかなりすんなりと踏み込めました。


『滅びのマヤウェル この愛がナイフでも』

『性別を偽るユーキに差し出されたのは、真綾特製の『性別反転薬』。外見は大きく変化しないものの、男心は手に入れた。そんなユーキを待っていたのは、玉樹とのトラブルに、突然現れた天才美人神格能力者・黒崎黒子との恋!?自分の気持ちに戸惑いながらも抑えきれない想い。次第に黒崎の存在がユーキと真綾の関係を壊し、ついには命をかけた戦いが始まる!恋心に平和などないのか!?』

と言う事で、2巻です。あたしゃ的にはこちらの方が楽しめました。ですが、暗さも重さもこちらの方が上(笑)思い込みって怖いわぁと思ってみたり(^^; 恋は盲目と言うか何と言うか…。(笑)

『銀盤カレイドスコープ No.2 フリープログラム:Winner takes all?』 /海原 零 

『人呼んで『氷上の悪夢』。減らず口プリンセス、フィギュアスケーター桜野タズサ。圧倒的な逆風の下、勝利をつかむためならば、クールを気取っちゃいられない。桜野革命発動以降、ある時はお茶目なウェイトレス。またある時は…?史上最凶ヒロイン(幽霊付き)タズサの百花繚乱イリュージョンで、どいつもこいつも黙らせてやろーじゃないのっ!第2回スーパーダッシュ小説新人賞、大賞受賞作!』

1巻に続いて感想。読み終わって、この小説は2巻で終了するつもりだったんじゃないかな?と感じました。ある意味、これでうまくまとまっているからです。1巻よりも2巻の方が圧倒的に面白かったですが、1、2巻で1つのストーリーと考えると、この作品は面白かったと思います。笑いだけでなく、控えめながらも感動的シーンを加えたり(予測済みでしたが(爆))、意外な一面を垣間見せるシーンを多用したりと、あまりに急いでいるような気はしましたがメリハリがあって楽しかったです。某ブログで3巻を読んでつまらなかったという記事を目にしましたが、無理やり続けたのかもしれませんね。気になったので今日3,4巻を買ってきてみました(笑)。今日はすでに4冊目を読んでいる途中なので今日は読めないと思うので後日ご報告~♪

『銀盤カレイドスコープ No.1 ショートプログラム:Road to dream』 /海原 零 

『私の名前は桜野タズサ。16歳のフィギュアスケーター。期待の実力派のはずなんだけど、どうも試合で結果が出せず、おまけにとっても嫌われ者。多分、このイヤミなほどの美貌のせいね。そんなこんなでトリノ五輪の代表切符が遠ざかっていた、ある日……よりによって『幽霊』に取り付かれた。ねえ、ちょっと! こんなベタな展開ってアリなの!?第2回スーパーダッシュ小説新人賞、大賞受賞作!』

ネットではかなり騒がれているみたいで、渋谷の某本屋でも店員オススメと特集が組まれていましたが、正直、あまり期待していませんでした。どうもこのスーパーダッシュ文庫って言うのに偏見があるらしく・・・(苦笑) 感想ですが、現時点で2巻まで読み終わっています。それを踏まえて、取りあえず一巻の感想。一言で言うと、そこまで騒がれる小説でもないような…と言うのが正直なところ。確かに結構笑えるんですが、どうにも"オタク"をターゲットにしたのがみえみえな小説な感じを受けました。(続きは2巻の感想に続く…)

『お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文』 /篠崎砂美 

『あたしはメアリー・フィールズ。ごくごく普通に暮らしている女の子。この世に説明できない不思議なんてあるはずがない。そう信じていた。そう、あの日ツクツクさんが引っ越しソバならぬ引っ越しパスタをもって、お隣に引っ越してくるまでは。
 一晩で模様替えする庭、空に還る思い出、姿を見せないメイドさん、旅好きなぬいぐるみ(?)ヘイゼルナッツさん等々、ツクツクさんのまわりはおかしなことでいっぱい。
 ちょっぴり不思議で、ちょっぴりロマンチック。そして最後にみんなが笑顔になれる。そんなステキな魔法使いと女の子の物語。
 さあ、開幕です!』

最後の最後で「そっちかっ?!」と騙されました(笑) 物語は淡々と進んでいきます。すっごく面白いと言う感じはまったくありません。恋愛も衝撃的な驚きもありません(^^ゝ なぁなぁで進んでいく物語でした。好き嫌いの分かれる作品かと…(^^ゝ

『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』 /雪乃紗衣 

『秀麗は彩雲国でもピカいちの名家・紅家のお嬢様。なのに家計は火の車。明日のごはん代を稼ぐため、舞い込んだオイシイ話に飛びついたのはいいけれど、その依頼ときたら即位間もない「ダメ王様」教育係で、しかもお仕事期間中は貴妃として後宮に入れというものだった。ほかに妃賓(女偏をつける)のいない空室アリの後宮で、まったく女に興味ナシの困った王様と秀麗師の、奇妙な関係が始まる!<第1回ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞>』

某ブログで絶賛していたので買ってみたが、なんて言うか…普通のお話?(--; ムチャクチャ楽しいという事はなかったです。話がとびとびになる以外は、読みやすいは読みやすいです。女の子向けと言う事で、美形だらけだわ、やおいものはでるわでしたが(苦笑) まぁ、それなりには楽しめたかと。少なくとも駄作ではないです。

『空ノ鐘の響く惑星で 11』 /渡瀬草一郎 

「シュナイクの提案により、正式な使者としてラトロア入りしたフェリオとウルクの一行は、ダルグレイ議員と面会を果たす。
 対話を目的とした彼らとは別に、"神霊"奪還を目的とするリセリナ達は、玄鳥を使って空からラトロアへ侵入し、行動を開始するが---。
 一方ラトロア国内では、反ジェラルドの勢力による議会占拠事件が発生。イリスたちは鎮圧に協力をする。
 "神霊"を追うハーミットとシルヴァーナが知った意外な事実とは!?
 クライマックスへ向け、いよいよ物語りは核心へ!注目の第11弾!!」

もう最終巻が出ている本書、今回はどう見てもリセリナとイリスがヒロインでした。(^^ゝ あたしゃは真の(悲劇の?)ヒロインは間違いなくウルクだと思っています。だってここに至るまであまりにかわいそうなことが続き過ぎなんですもの~(T-T) この巻は、まぁ、平穏な方?リセリナがちょっと大変な事になってますが…(--;さてさて、この三角関係も次巻で決着がつくのかしら?(・・? 
渡瀬草一郎の著書はすべて持っているくらいあたしゃが贔屓にしている作家。この作者の書く小説はだんだん面白くなっていっています。次回作も今から楽しみですが、パラサイトムーンの続きが読みたいかも。とにかく激しくオススメする「空ノ鐘の響く惑星で」、次が最終巻!(><)/

『ラジオガール ウィズ ジャミング』 / 深山 森 

『あらゆるメディアの展開が禁じられている西部シムかベル市の夜を、機材抱えて駆ける少女・レコリス。内緒の彼女の正体は、禁じられているラジオ放送を市民の皆に届ける、ウワサの"怪人"---J・O・L海賊放送局!
 今夜も静かな屋根の上で繰り広げられるのは、なんとか"怪人"を捕縛しようとする軍と、身軽な彼女の追いかけっこ。もちろんそっちも大変だけど、街の全土を巻き込んだ、さらに大変なことが彼女の上に降りかかろうとしていて…!? 
 新シリーズの登場ですっ!』

電撃大賞最終選考で落選した本作、あたしゃはあまり期待していませんでした。絵があまり好みではなかったのもありますが、何より↑の文句で「ん~、これはイマイチかな?後回し!」としてしまい、出てすぐに買ったはいいが読むのは後回しにしていました。
はっきり言って、この作品は傑作です。あたしゃ的にはかなりのヒット!激しくオススメします。文章・構成・ストーリー展開、どれもイマイチですがストーリーだけで花マル(笑) 久しぶりになきそうになった感動系の小説です。バーナム大佐の回想や、D・Jとレコリスの回想シーンが最後にまとめてと言うのがちょっと…。大賞応募作だから、仕方ない部分もありますが、このストーリーならもっと厚くなっていいかも。狙ってやっているのか、枚数が足りないのか、文体がかなり軽いのが残念。もっと詳細にやればもっといいものが出来る気がします。まぁ、全体的に王道と言えば王道ですが、この小説では、あたしゃはむしろそれを歓迎します。(^^ゝ <偉そうに(爆)
J・O・Lとはジャック・オー・ランタン。そろそろ時期ですが、ハロウィンのカボチャ頭の事ですね~♪訳は「いたずら小僧のランタン」。ちなみにあたしゃは"(lol"の意味を始めてこの小説で知りました。(^^; 作中では「アイ・ロウ」と使っていましたが、「I Look on Laughing!」の省略形らしいです。なんで"らしい"なのかと言うと、どう直訳しても、「笑っているでしょ?」や「大丈夫」に繋がらない気がするあたしゃ…(苦笑) まぁ、良しとしましょう(^^ゝ

『想刻のペンデュラムⅣ』 

「ガドの申し子たちを統べる恢国騎士団の司教は三支族の争いに終止符を打つべく、幼い少女にして最強の申し子、天椿聖花とともに"救済計画"を発動させる。
 一方、降旗洸は血の繋がりを失った妹のかれんと新たな関係に踏み込もうとするが、"救済計画"に否応なく巻き込まれていく。ガドによる"救済"を前に、"アシェルの猟犬"菜摘絢、"調停者"三刀沙夜も決断を迫られるが、事態は思わぬ方向へ動いていき---。
 それぞれの信念と誇りをかけた最後の戦いが幕を開ける!三つの支族が織りなす伝奇アクション、完結編!」

と言う事で、「想刻のペンデュラム」もついに完結。このシリーズ、あたしゃはここまで続くとは思ってませんでした(笑) てっきり1巻完結かと(爆) よくもまぁ、最後まで続いたものです。悪い小説ではありませんし、構成もいい方なんですがなぜかあたしゃの中ではそんな感じの位置にありました。(^^; 
あたしゃ的には沙夜があまりにかわいそうで…(笑) だいたい、ギリギリ回避とは言え、近親相姦ものを電撃文庫に載せて良いのか?(苦笑)この作者、事態を二転三転させるのが大好きなのか、コロコロと事態が変わります。それもどちらかと言うとあっけない方に(^^; 後、沙夜の兄貴が最後の最後まで良くわからん立場だったような…(--; 結局決着ついて無いし。なんとなく無理やり終わらせた感がある気もしないでもない終わり方でした。